江の島 Lovers vol.20
ECHO BEATS湘南 代表 / DINING BAR & MUSIC 菜音 ZION 代表 松本健吾さん
生きることにリアリティーを
日本という国に生まれて、当然のようにある環境で不自由なく生きる。
コンセントから無限に出て来るエネルギー。 核爆弾の悲惨さを教科書で習ったけれどリアリティーがもてない僕達は、コンセントのエネルギーが原子力発電所から来ている事がワカラナイ。 使用済み核燃料のプルトニウムの行き先は?
ガソリンの値上がりに一喜一憂する。戦争の影に隠れた石油の利権争いで、繰り返される戦争。 テレビで被害を受けた子供達の事を見て涙を流しても、それは遠い国のことだからワカラナイ。 僕達の頭に爆弾は降ってこない?
健吾さんは、人が少しずつでも動く事でなにかが変わる事を知っている。 例えば料理屋で日常的にでる廃油を集めバイオディーゼルへと加工してエネルギーの再利用をするのもひとつ。
音楽・アートを通して数々のメッセージを送る健吾さんは、『子供達に恥ずかしくないようにしたい』という。 野暮ではあるが、最後に、御自身の肩書きを聞いてみた。すると、笑いながらひと呼吸おいて『父親』と答えた。とても優しい目をしながら。
インタビュー2009年
ECHO BEATS湘南 http://sound.jp/echobeats/