神奈川県立高校のうち七里ガ浜・鎌倉・大船・深沢高校では、四校連携の教育連携事業の一環として地域にある小学校・中学校の生徒および保護者に呼びかけ海岸清掃ボランティアをしている。 私達はその話を伺いに七里ガ浜高校に取材に出かけた。

駅を下りると、七里ガ浜高校に向かうほんのわずかな距離で、景色が大きくひらけ海が見えた。 そしてその眺望に驚きながら七里ガ浜高校の校門を通り抜け、校舎に案内された私達は、まず教室から見える海の大きさに驚かされた。

それと同時にこんなに素晴らしい海と共に学校生活を送っている生徒は、何をどのように考え、日々過ごしているのかという事がすごく気になった。

『教室から見える海』にテンションのあがった私達がインタビューして気づいた事がある。 それは、彼、彼女等にとっては「海がある生活」はあたり前だという事なのだ。『海岸清掃』をしているというのまで別に特別というわけでもないような空気。私達が想像していたよりも生徒たちはのびのびしているし、海が好きだし、おまけに海岸清掃を通じ、小・中学生達とのふれあいの中で未来の『キレイな海』をみている。

いつかこの七里ガ浜高校の生徒達が大人になり、高校時代を懐かしむ時に『青春時代』と共に、この『素晴らしい海』『環境』を思い返すのであろう。

インタビュー2010年